2024.06.25

歯科衛生士を目指すあなたへ:国家試験対策ガイド

#歯科衛生士 #国家試験

Contents
01. はじめに
  歯科衛生士の役割と国家試験の重要性

02. 歯科衛生士の役割と国家試験の重要性

03. 国家試験対策について
   試験科目
   実際に出題された過去問

04. まとめ

 

はじめに:歯科衛生士の役割と国家試験の重要性

歯科衛生士は、私たちの口の健康を守る専門家です。この職業は、患者の歯磨きや歯石除去など、ケアを提供し、歯や歯肉の病気を予防する重要な仕事を担っています。歯科衛生士は、国家試験に合格することで初めて歯科衛生士として働く資格を得られます。

国家試験に合格するためには、しっかりとした準備が必要です。試験は多くの科目から成り立っており、それぞれに重要なポイントがあります。このコラムでは、効果的な勉強方法や試験のポイントを紹介し、試験に向けてどのように準備を進めるべきかを解説します。
歯科衛生士を目指すすべての人が、成功に向けて確実な一歩を踏み出せるように支援するためのガイドブックです。

国家試験の概要

歯科衛生士の国家試験は、歯科の専門家に求められる知識と技術を確かめるための重要な試験です。
この試験は、歯・口腔の構造と機能、臨床歯科医学、歯科予防処置論など、歯科衛生に関わる多岐にわたる科目から構成されています。

令和5年度における歯科衛生士国家試験の概要を下記にまとめております。
(参考:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/shikaeiseishi/

試験期日
2024年3月3日(日)
試験は1日で行われ、試験時間は午前2時間30分・午後2時間30分となっています。

試験会場
北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

受験資格
文部科学大臣の指定した歯科衛生士学校を卒業した者(令和6年3月15日(金曜日)までに卒業する見込みの者を含む。)
都道府県知事の指定した歯科衛生士養成所を卒業した者(令和6年3月15日(金曜日)までに卒業する見込みの者を含む。)
外国の歯科衛生士学校を卒業し、又は外国において歯科衛生士免許を得た者であって、厚生労働大臣が(1)又は(2)に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めたもの

基本的には、高校創業後に国が指定した歯科衛生士の学校にて、決められた科目を3年以上学んだ学生が受験資格を得ることができます。

試験形態
マークシートによる選択形式です。
合計で220問の問題数となっており、合格には6割以上の正答が必要とされています。

合格率
歯科衛生士国家試験の合格率は毎年90%を超えており、令和5年度は受験者数7,950名に対して、合格者数は7,346名でした。合格率は92.4%となっています。

【過去参考】
令和4年度:受験者数7,416名 合格者数7,087名 合格率95.6%
令和3年度:受験者数7,099名 合格者数6,624名 合格率93.3%
令和2年度:受験者数7,216名 合格者数6,808名 合格率94.3%

東京医学技術専門学校では、過去5年の平均で国家試験合格率99%を達成しています!

国家試験対策について

さあ、それでは実際に試験に臨む上で、重要となる試験の分析をしていきましょう。
まずは試験科目を改めて確認し、実際の試験問題をいくつかご紹介します。

試験科目
1.人体(歯・口腔を除く)の構造と機能
2.歯・口腔の構造と機能
3.疾病の成り立ち及び回復過程の促進
4.歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み
5.歯科衛生士概論
6.臨床歯科医学
7.歯科予防処置論
8.歯科保健指導論
9.歯科診療補助論

試験科目は上記9科目と、多岐に渡っています。
専門学校や大学などで最低3年間学んできた内容が、一つの試験に凝縮されているため、歯科衛生に関する包括的な理解が必要になります。

実際に出題された過去問
下記が実際に出題された過去問となります。ぜひトライしてみてください!

問題1. 68歳の男性。口腔乾燥を訴えて来院した。シェーグレン症候群が疑われたため、検査を行うこととなった。
適切でない検査はどれか(2015年)

a 血液検査

b 唾液緩衝能検査

c 唾液腺造影検査

d 刺激時唾液分泌量検査

【解答】b

問題2. 歯科剤の成分と効果との組合せで正しいのはどれか。(2014年)

a  フッ化第一スズ  -  歯周疾患の予防

b  乳酸アルミニウム  -  歯石沈着の防止

c  ポリリン酸ナトリウム  -  知覚過敏の抑制

d  ポリエチレングリコール  -  タバコの色素沈着物の除去

【解答】d

問題3. スケーリングの術式で、施術部の消毒後の適切な手順はどれか。

a  歯面研磨→口腔内観察→歯石除去

b  口腔内観察→歯石除去→歯面研磨

c  口腔内観察→歯面研磨→歯石除去

d  歯面研磨→歯石除去→口腔内観察

【解答】b

これらの問題はあくまで一例ですが、東京医学技術専門学校ではこのような内容についても授業内で詳しく触れていきます。授業での座学と病院での実習、それぞれしっかりとこなしていくことで体系的な理解を深めます。

まとめ

歯科衛生士の国家試験は、そのキャリアを目指すすべての学生にとって重要な試験です。合格は、専門知識を備え、質の高い医療を提供できる歯科衛生士としてのスタートラインに立つことを意味します。

今回ご紹介した、国家試験に対する理解を深めること以外にも、学習計画を立て、科目ごとに戦略的に勉強を進め、試験直前の復習を怠らないことが成功の鍵です。また、心理的な準備も同じく重要で、試験のプレッシャーに打ち勝ち、最高のパフォーマンスを発揮するためにリラックスする方法を見つけることも必要です。

このコラムが、歯科衛生士の国家試験に向けての準備に役立つことを願っています。
東京医学技術専門学校では、計画的に、そして着実に準備を進めて、あなたの夢を現実にする環境を整えています。ぜひ一度オープンキャンパスに足を運んでみてくださいね。

今回は歯科衛生士の国家試験について紹介いたしました!
その他にもコラムを執筆しておりますので、是非チェックしてみてください!

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